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2024.03.11

歯周病について

歯を失う原因の大半は歯周病

一般的にはムシ歯が原因で歯を失うと思っている方が多いと思いますが、

年齢が高くなればなるほど歯周病の発症は多くなります。

歯周病ってどんな病気?

歯周病は歯茎が腫れたり歯を支えている骨が溶けて弱ってくる病気です。

次第に歯がグラグラになってしまいます。

歯周病の原因は?

①歯垢という細菌のかたまり

それは歯の表面についている黄白色のネバネバしたものです。

食べカスを放置していると時間が経つとともに口がネバネバしてくるのは

細菌が増えているからです。

歯垢1mgの中には10億個の細菌がいると言われています。

②歯にかかる力

歯ぎしりをしたり,気づかないうちに一部の歯に負担が強くかかったり

歯が抜けたまま放置すると、かみ合わせがズレて残っている歯の歯周症が

進行する場合があります。

成人の80%近くが歯周病

20~30代の方でも70%近くの人が歯周病になっています。

40~50代になるとなおさらです。

歯が生えたらだれでも歯周病になる可能性があります。

一般的には40代前後から歯周病進行が速くなるケースが多いです。

歯周病が怖い点

①自分ではわかりにくい

歯周病は痛みなどの自覚症状があまりない病気です。

よって気づいた時にはかなり進行しているケースが多くみられます。

自分で気づいた時には歯を支えている骨がすでに半分くらい溶けていたりします。

②一度溶けた骨は治療しても元に戻らない

歯の周囲の骨に関してですが、それが現実です。

歯周病の治療はその原因を除去し、これ以上骨が溶けないように

歯の周囲の環境を良くすることなのです。

そのうち治療すればよいと思っているとドンドン大切な骨を失ってしまいます。

次回は”歯周病による生活への影響”についてです。

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